座席図鑑 和歌山電鉄2270系「たま電車」 
元は南海高野線で運行された「通勤ズーム」の1種であり、新型ズームカー登場後は貴志川線で運行されていたのを貴志川線の経営が和歌山電鉄に移ったのと同時に譲渡されたものです。

「いちご電車」「おもちゃ電車」に続き改造され、全身に名物駅長「たま」のイラストを描いた「たま電車」として運行されています。
車内はこの車両の前に改造された「いちご列車」「おもちゃ列車」と同じくドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏によってデザインされ、座席は木製のフレームに座布団を設置した、おおよそ通勤電車から改造されたとは思えない「遊びゴコロ」溢れる車内になっています。

座席については次の項目から紹介していきますが、全て「たま」やネコを意匠したデザインになっています。
つり革は木製のものに取り換えられてオシャレですね!

その他窓の下の壁面まで「たま」の壁紙が貼られています。床面のフローリングには所々ネコの足跡も描かれている拘りっぷりです(笑) 
それでは座席を見ていきましょう!

こちらはブラックをベースに「たま」の絵を織り込んだモケットの座席。 
こちらは木製フレームのベンチの上にオレンジベース/たま駅長の柄を織り込んだ座布団を設置した座席です。 
これは水戸岡氏デザインの車両ではよく見かけるモケットの座席。

窓ガラスには「たま」の頭と尻尾・・・もしやこの座席が「たま」の体をイメージしたものでしょうか(笑) 
 恐らく全ての座席バリエーションの中で最も「鉄道の座席らしくない」のがこちらではないでしょうか。

こちらはネコミミ&窓ガラスに尻尾付きで「たま」を意匠したものでしょう。
 こちらはレッドベースのフレームに各種座布団を設置したベンチシート。
そしてなんと車内にまで「駅長室」が設置されています。

その横にはベビーベッドを設置。「富士登山電車」など他の水戸岡氏デザイン車両でも見かける設備ですね! 
 車内にはライブラリーも設置されています。

書棚にはネコ関連の本がいっぱい・・・何故か一番手前には「日本の歴史」が写っています(笑)
 窓にも所々に「たま」のイラストが貼られています。

普通の通勤電車で「吊下げ広告」が設置されている場所にはのイラストが設置されています。 


たま駅長は人間の年齢にして古希を迎えられたため、現在は毎週火・水・木・金の週4日、いずれも貴志駅での勤務になっているそうです。

水木がお休みで、たま駅長がお休みの土日は貴志駅で、月火金曜日に伊太祈曽駅で勤務するのは写真の「にたま駅長」

貴志駅で「たま」に、伊太祈曽駅で「にたま」に、2匹とも会えるのは毎週火曜日・金曜日になっています。
(月曜日は「たま」お休み、「にたま」は伊太祈曽駅で勤務し貴志駅には二匹とも出勤しないのでご注意)

たま駅長は2015年6月22日に死去したとのことです。ご冥福をお祈りいたします。
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