座席図鑑 東武鉄道8000系 
1963年から83年にかけて私鉄車両としては最多となる700両余りが製造され、その製造数の多さから「私鉄の103系」と呼ばれた東武鉄道を代表する通勤型電車です。

50000系列の登場により廃車がスタート、その活躍の場所も徐々に狭まりつつあります。
 上の写真の車両が車両修繕の際に6050系と同様の先頭部に改められた車両であるのに対し、こちらは登場時からのフェイスを最後まで維持し続けた初期修繕車、8111Fです。

同編成は2011年の廃車後、東武博物館の所有となり旧塗装に復元の上動態保存されています。(写真は現役時代、2009年12月頃撮影)
車内は通勤電車として標準的な4ドア、オールロングシートとなっています。 

座席は通勤電車でありながら浅草から日光・鬼怒川温泉や伊勢崎線での長距離運用を考慮して奥ゆきが深く、やわらかめの座り心地のシートが設置されています。(同時期に登場した国鉄103系や小田急2600形といった車両が立席定員の確保を最優先として奥行きが非常に浅い座席を設置したのと対照的です)

モケットは後年の車体修繕の際に貼り換えられたもので、一人分づつ着座位置を示した柄がプリントされたものになっています。

吊り手は優先席付近のみオレンジ色・三角形のものに交換されており、その他の場所は丸型のものが残されています。
車端部は4人掛けとなっています。 
こちらは優先席。
モケットは一昔前の「シルバーシート」のカラーになっていますね。 
 一部車両には車いすスペースが設置されています。
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