座席図鑑 東武100系スペーシア「きぬ・けごん」「スペーシアきぬがわ・日光

JRC BLUE RIBBON PRIZE 1991
日光への特急といえば東武鉄道ご自慢のデラックスロマンスカーでしたが、80年代以降老朽化が指摘されるようになってきました。
そこ1991年に新たに登場したのが100系「スペーシア」です。
後に”旧敵”JRへの直通運転も開始され、新宿や池袋からも日光に直通できるようになりました
登場後約20年経過した2011年からはリニューアルが行われ、東京スカイツリーをイメージした「雅」「粋」そして従来のカラーをベースにした「サニーコーラル」の3色が登場しました。
(写真は「粋」塗装の編成)
1991年、獲得投票数第1位のJR東日本251系から逆転してブルーリボン賞を獲得しています。

こちらは現在は見られない登場時からの非リニューアル車塗装の編成。

こちら及び次の個室車の写真は2012年までに消滅し現在は走っていない非更新車の車内です。

スペーシアの登場は1990年、バブル景気の最盛期から冷め始めない頃に製造された車両です。

まずこの座席、JRなら堂々とグリーン車にしてもおかしくないであろう(笑)大型のリクライニングシートで、シートピッチは堂々の1100o!東武としては1720系のピッチを引き継いだだけなのかもしれませんが、JRのグリーン車より若干狭い程度のピッチで、普通席、それも私鉄特急の普通席とは恐れ入ります。
写真には写っていませんが足元には土足面と土足禁止面2面展開のフットレストが設置されています。

ヘッドレストの両脇が異様なまでに出っ張っているのは、登場時はヘッドレストにスピーカーが設置されていてイヤホンなしで音楽を聴けるシステムであった名残。

隣の席との「仕切り」としてはGOODですが恋人と乗るときはこの出っ張りが「視覚的な距離」を作ってしまうかもしれません

テーブルは肘掛に収納されているものと窓側に取り付けられているものの2種類。
どちらも向い合せの状態でも使用できる「観光特急」らしい設備です。
「1990年、バブル絶頂期」と書きましたが上のリクライニングシートはまだまだ序章(笑)

なんと6号車(新宿・浅草方の先頭車)丸々一両を6室に区切り、大型のソファーシートに、座席・テーブルのアクセントや入口の扉などあらゆるところにゴールドの部品、中心に置かれたテーブルは大理石の物を使用するという豪華仕様の個室車両がスペーシアには存在します。

お気付きになられたかたはいらっしゃいますでしょうか?右写真は本物の100系の車内ですが、左写真は東武博物館に展示されている100系個室のモックアップです。

料金は個室料金3000円(土休日3600円)で、JR直通列車の場合はグリーン車扱いとなり、JR線内のみで3000円、JR⇔東武線内直通の場合は6000円となります。
ここからが現在運行中の更新車の車内です。

元の座席が非常に優秀なものであったことからか、20年経ってのリニューアルでありながら座席自体は交換せずモケットの張替えとカーペットの交換のみの更新となっています。

1100oのシートピッチや2面展開のフットレストもそのまま、1100oピッチあるとフットレストに足をかけて寛ぐのはもちろん、向かい合わせにしても膝がぶつからない程度の余裕があるのが良いですね!
個室車も座席や設備には変化なく、豪華な座席、大理石製のテーブルなどに変化はありません。

モケットがブラウン系に替わってさらに高級感が増したデザインになったのではないかと思います
3号車に設置されているビュッフェです。
ソフトドリンクやアルコール、おつまみやお菓子のほか、電子レンジで加熱する「フライドポテト」「焼きおにぎり」「たこ焼き」といったアラカルトメニューも充実しています。

またビュッフェの隅には自動販売機も設置されています。(画像一部モザイク済み)
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