座席図鑑 小田急10000形ロマンスカーHISE            
JRC BLUE RIBBON PRIZE 1988 NSE・LSEで培われた「展望席ロマンスカー」の伝統を守りつつもハイデッカー構造やワインレッドの塗装など従来のロマンスカーとは一線を画す車両になっています。
その後RSE・EXEと展望席の無い特急車が登場したことから、箱根観光のポスターなどの宣伝にも長い間使用されていました。

しかし21世紀になると公共交通でのバリアフリー化が進行し、乗車口から二段高い所に客席のあるハイデッカー構造のHISEはその流れに乗る事が出来ず、2005年に2編成が引退して長野電鉄に譲渡、小田急に残った編成も2012年3月のダイヤ改正で引退となりました。
HISEには青いモケットの座席を設置している車両と赤いモケットの座席を設置している車両がありますが前者から。
LSEではリクライニングシートが採用されましたが、HISEでは再び非リクライニングシートとなっています。
しかしLSEの座席をリクライニングした角度に固定、更に背もたれを50o高くしバケットシートとするなど快適性は上がっているのではないかと思います。

足元には足を掛けられるフットレストバーが設置されています。
この車両は前期型(10001F)で、テーブルは窓側に取り付けられているもののみです。
こちらは赤いモケットの座席を設置した車両の車内。

座席のスペックなどは上の座席とほぼ同じですが、写真を撮影した第三編成(10041F)の座席はシート背面に小さなテーブルが設置されています。
後期の車両に設置されていたシートバックテーブルと、「走る喫茶室」の基地であるカウンターの写真。
共に「走る喫茶室」を演出した立役者でした。

晩年は走る喫茶室、シートサービスは終了し車内販売の基地となっていました。
「小田急ロマンスカー」の象徴である展望席。赤と青の座席を交互に配置したスタイルの車両と赤一色にまとめられた車両がありました。
座席はゆるやかなシアター状になっており、最前列が1番低く2列目3列目と一段づつ高く設置されていました。

・・・私が思うに先頭車の扉を大型化、大き目のサニタリーを設置して、展望席の4列目(ほとんど前展望は望めない)を車いす対応座席に改造すればバリアフリーに対応することも出来たのではないかと思うのですが・・・?車両後部のサニタリースペースまで段差を通らなきゃいけないから駄目なのですかね。
しかしJR東海の「ワイドビューひだ」のようなハイデッカー・車いす対応座席設置車両もあり、バリアフリー非対応と言う理由で更新工事もせずに廃車になってしまったのは非常に惜しい気がします。

ちなみに、左の画像の空いている最前列は私と、一緒に乗車していた友人の席(笑)
管理人も回数は少ないものの、この展望席の住人になった事がありました。
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