座席図鑑 長野電鉄3500系 
営団(現東京メトロ) 日比谷線で活躍し、「マッコウクジラ」の愛称で親しまれた3000系。
老朽化の進行やエアコンが未装備であった事から、1989年から廃車がスタート、18メートル級の車体であることや2両編成で運行可能なことから各地の地方私鉄への譲渡の話が挙がりました。
しかし最終的に譲渡が実現したのは本項で紹介する長野電鉄のみで、長野オリンピックを見据えて旧式車両を一層するために導入されました。
8500系が導入されたことや木島線・屋代線の廃線によって余剰車が発生したことから非冷房車を皮切りに廃車がスタート、今後は8500系が入線出来ない信州中野~湯田中間で運行される数本が残存する予定となっています。
こちらは長野電鉄へ譲渡後に化粧板の交換が行われた車両で、 ホワイトの化粧板とリノリウムの床が爽やかな印象の車内空間を演出しています。

座席自体は営団時代からの座席を引き続き設置しているようで、近年の車両に無い座り心地を楽しむことが出来ます。
つり革は近年多い三角形のものが設置されていて、長野電鉄への譲渡後に交換されたか営団時代のものかは不明です。(営団は他社より早く1980年代から三角形つり革の導入を進めていたため営団時代に交換された可能性もあります)

ドアの窓が小さいのは6000系までの営団車両に多く見られる形状ですね。(子供の頃は営団車に乗るとドアの前に立って外を見られなかったので嫌っていた記憶があります。(笑))

古い車両ではありますが丁寧に手入れが行われているようで車内は美しく保たれているのが印象的です。
こちらは優先席。
「シルバーシート」の名前の通りシルバーのモケットを縫った座席が残っています。 
 こちらも優先席ですが背もたれのモケットがブルー系のものになっています。

座面と背もたれ同じ生地なのでこちらが本来のモケットではないかと思われます。
こちらは1枚目の優先席と同じモケットの背もたれ+一般席と同じブラウンのモケットを縫った座席が設置されている優先席です。

やはり予備の生地は残存していないのか、モケットが劣化すると他のモケットを使用して補修しているのかもしれません。
 こちらは2009年ごろのある日、現在は廃線となってしまった屋代線で乗車した際に撮影した1枚。

座席自体はここまで紹介した車両と同じですが、営団時代からの濃い黄色の化粧板を残しています。
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