座席図鑑 南海電鉄2200系観光列車「天空」 
かつては22000系という形式で、優等型の20000系「丸ズーム」に対し「通勤ズーム」「角ズーム」と呼ばれたズームカーの1種です。

後継車種の2000系が登場すると2200・2230・2270系と改番され、それぞれ支線での運用にシフトして行きました。

2200系の内、2両が2009年に観光列車「天空」に改造され、高野線に復帰。
橋本~極楽橋間を自由席車両2両を従えて4両編成で運行しています。
こちらは極楽橋方の先頭車になります。
車内中央部は紀ノ川や高野山の山々を向いて2列にソファーが設置されています。
テーブルは窓側の列のみ設置されています。

山側は一段高い位置に設置されており、どの席からも景色を楽しむことが出来ます。 


さて、管理人は「天空」に乗車するにあたって前日までの予約が必要であることを忘れていて、乗車予約が出来てないまま当日を迎えました。
「空席がある場合のみ当日、橋本駅発車40分前から販売」という案内を読んで橋本駅に35分ほど前に着く「りんかん」に乗車、下車後急いで窓口に行ったところ普通に買えてしまいました・・・。

それどころか乗車してビックリ!なんとこの日この便の「天空」は全区間で管理人以外の乗客が乗車することはありませんでした。(日曜日・午後の極楽橋行です)

反面、連結されている自由席車は多くのお客で賑わっていましたとさ・・・

もうちょっと「天空」の存在をアピールした方がいいんじゃないですか?南海さん!
運転台の真後ろの席は6席の展望席となっています。
しかし元通勤型ということもあって眺望は微妙ですね(^^;)中では運転台を向いて右側の1列目窓側がベストです(右画像にカーソルを合わせると当該席からのパノラマ画像を表示)

左側の席は遮光カーテンが引かれていることもあって前展望は難ありです・・・。
車端部には4人掛けのボックス席が2区画あります。
貫通路を経て反対側の貫通路寄りにも同じく2区画のボックス席が設置されています。

大き目のテーブルがあるのでグループでの食事や宴会には向いているかもしれません。 
こちらはフリースペースの畳席になっています。 
こちらは橋本方の車両。極楽橋方の車両と共通な点が多いですが、車内中央部の青色ソファーの向きが若干異なっています。 

更に、奥に扉で区切られたスペースが見えます。
ではガラス戸の奥に入っていきましょう!
そこは柵を設けた上で常時扉を開放したまま走行する「展望スペース」となっています。 

個人的には「天空」のコンセプトである「俗世間から精神世界へ」を一番味わえる空間ではないかと思います。

高野山の山々の空気に包まれながらそんなことを考えていました(笑)
その展望スペースの先には4人ボックスが2区画設置されています。

展望スペースと乗務員室に挟まれる形で設置されているので、8人でならちょっとした個室感覚で乗車出来そうです。 
極楽橋からケーブルカーに乗車して高野山駅で下車。
更に金剛峰寺方面へはバスが走っているのですが、一部車両は「天空」カラーで走っています。 
車内はグレーベースのモケットの座席が並ぶ一般的なバスの装いとなっています。
と、言う事で真言宗の総本山にして比叡山と並ぶ日本仏教の聖地、高野山金剛峰寺です。

816年に空海(弘法大師)が建立し、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。

この他に、上のバスの終点から2㎞程の墓碑が立ち並ぶ参道を歩くと弘法大師が永遠の悟りの世界に入定したとされている「奥の院」に辿り着きます。
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