座席図鑑 京成電鉄AE形「スカイライナー」「モーニングライナー」「イブニングライナー 

JRC BLUE RIBBON PRIZE 2011
従来の京成本線経由ではなく、新たに開業した成田スカイアクセスを経由して成田空港へ至る3代目「スカイライナー」として2010年に登場しました。

スカイアクセスを狭軌では北越急行の「はくたか」と並んで日本一の時速160キロで駆け抜けます。

この車両の登場の前年、ライバルであるJR東日本は新型「成田エクスプレス」を導入。
「成田空港への鉄路」勝者はネットワークの豊富さ、利便性で優位な「NEX」か、速達性と価格面で優位な「スカイライナー」か、2020年東京五輪を見据えて今日も両列車は火花を散らす関係にあります。

2011年 鉄道友の会ブルーリボン賞受賞
車体側面に描かれている「スカイライナー」ロゴです

「i」の点の部分が赤いのは日の丸を表していて「日本を代表する空港特急」であることを強調しているようです。
「薄い」・・・この座席を見て恐らく多くの方が思う感想ではないでしょうか。

見た目からして固いのは一目瞭然なのですが、意外に座面はそうでもありません。
160キロでの高速走行時における底突き感を軽減するために川島織物セルコン社開発の新素材バネックスを鉄道車両で初めて採用しており、実際、高速走行時でも気になる程は底突き感を感じずに済みます。 

それ以上に私が気になったのは背もたれとヘッドレストの固さです。

リクライニングは深めなのですが・・・まるで板に寄りかかっているようです。
リクライニングしないで掛けると正直「近郊電車のボックスシート」と変わらない座り心地。

ヘッドレスト部分は裏面が丸くえぐられた形状になっている所に生地が貼られているため掛けると裏面の固さを直に頭に感じます。(しかもえぐられた裏部分が何の役に立つのかは不明)

シートピッチは1050㎜と従来のAE100形より10㎜、ライバルのE259系より30㎜広い設定になっています。

テーブルは背面収納式で、小さ目ですがA4サイズのノートPCも使えるので最大50分程度の乗車時間なら充分ではないでしょうか、向かい合わせるとテーブルがありませんが窓枠下の小物置きにペットボトルなどは置くことが出来ます。
コンセントは座席の柱に当たる部分に2基設置されています。着座して目立つのは足元にあるコンセントですが、柱に設置という構造上、実は座っている座席の真下、ふくらはぎの裏あたりにも設置されています。(逆向きの時に後列席の足元になる場所)

「160キロ走行」「日暮里から空港まで36分」と鳴り物入りで登場した新スカイライナーですが、残念ながら座席の面ではライバルのE259系成田エクスプレスの方が数段上だな・・・というのが乗ってみての感想です。
車いす対応設備はAE100系のような1人掛けの車いす対応席ではなく、車いすのまま固定できるスペースが設置されています。(5号車) 
 自動販売機とちょっとした休憩スペースを設置したサービスコーナーは4号車に設置されています。

それにしても自動販売機の左上部分に並んでいるコーラはライバルのJR特急と同じ名前のペプシ・・・NE(略)
空港特急ということで当然ですがスーツケースを収納できる荷物スペースが設置されています。

デッキではなく客室内にあるので直接目が届くのもGoodですね! 
 私鉄車両のページに戻る