座席図鑑 近畿日本鉄道23000系「伊勢志摩ライナー」
 1994年、志摩スペイン村の開業に合わせて登場した伊勢志摩方面への観光特急列車です。

近年はリニューアルが行われ、装いも新たに。
式年遷宮を迎えた「伊勢」そして「情熱の国」を模したテーマパーク「志摩スペイン村」への列車として活躍しています。
 伊勢エビの如く上半身真っ赤の伊勢志摩ライナーも存在します(笑)

内装はどちらの塗装の編成とも共通です。
2012~13年まで行われたリニューアルで一新されたレギュラーカーの車内です。以前は4色のカラーの座席が配置されていてカラフルだった車内はブルーに統一され爽やかな雰囲気になっています。

座席自体は登場時から設置されていた”ACE”と同じものをモケット貼り換えの上使用しています。ACEのページでも書きましたが、お世辞にも座り心地の良い座席ではないですね・・・ヘッドレスト部分の固さは全く改善されていません。改座まではしなくても、ヘッド部分の詰め物の作り直しくらいはして欲しかったかも。

伊勢志摩ライナーの更新の少し前に「ビスタカー」のリニューアルで、少し後には「しまかぜ」の登場で、それぞれ伊勢・鳥羽・志摩方面への観光列車を再構築した近鉄ですが、どうも後述の「サロンカー・デラックスカ-」を含めて、伊勢志摩ライナーでは「リニューアルを簡単に済ませてしまった」という感じがします。

テーブルはインアームテーブルを装備。シートピッチは1050㎜、足元にはフットレストが設置されています。

車いす対応席・多目的トイレは2号車に設置。同号車は乗降ドアやデッキも広めになっています。喫煙ルームは3号車。
5号車は2人掛け・4人掛けのソファーを配した「サロンカー」となっています。
2人掛けが「ツインシート」4人掛けが「サロンシート」となっており、ツインシートは2名で、サロンシートは3名~4名で利用できます。
ゆったりしたソファー、大きなテーブルと恵まれた設備ではあるのですが、あまり人がいるところを見たことがありません。反面、普通車やデラックスカーを向い合せにして使ってる人も・・・

これは近鉄さんの「宣伝不足」でしょうか。せっかくの設備なのですから、特急券販売時に2~4名のグループ客にサロンカーを勧めるなど、もっと活かしてほしい設備でもあります。
6号車は大き目の座席が横3列で並ぶデラックスカーとなっています。

座席自体は、こちらも20年前の登場時からのものなのですが・・・横幅は広いのですが座り心地は微妙で「普通車を3列にして座席を横に広げました!」といった感じでしょうか。
こちらもヘッド部分の作りが雑で、浅めに掛けると首の後ろに妙な「スカスカ感」を感じます。(乗ってみるとよく分かります)

最長距離でも500円というエキストラチャージの安さからすれば「乗りドク」な座席なのですが、あと数百円(賢島~名古屋・大阪なら500円)を追加すれば革貼り座席に可動式のヘッドレスト、電動リクライニング・レッグレスト装備の「しまかぜ・デラックスシート」に乗車できると思うと料金面でも微妙な感じです。

シートピッチはレギュラーカーと同じ1050㎜で、足元にはフットレストが設置されています。
テーブルはインアームテーブルが設置されています。座席背面には網袋も設置。
先頭車の最前部のデッキは展望デッキになっています。運転室越しですが、全面展望は抜群!
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