座席図鑑 JR東日本E7系/JR西日本W7系新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」「つるぎ」
JRC BLUE RIBBON PRIZE 2015
北陸新幹線の長野~金沢間開通と、老朽化の進むE2系の置き換えを念頭にJR東日本・西日本共同開発によって登場しました。

JR東日本所有のE7系は2015年春の北陸新幹線長野~金沢間の開通に先立って2014年春から東京~長野間で運行を開始。 

2015年からは金沢まで延伸開業した北陸新幹線で
「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の全列車と「あさま」の大半の列車で活躍しています。

平成27(2015年鉄道友の会ブルーリボン賞受賞
普通車の車内はそれまでの新幹線車両と同じく2列+3列の座席が並んでいます。 

座席のカラーは華やかさとシックさが共に感じられ、E2系がポップな雰囲気であったのに対し明るいながらも「大人の」雰囲気を演出しています。

ヘッドレスト部分のマクラはE5系以降の新幹線では定番となったもので、もちろん高さを任意で動かすことが出来、掛け心地も柔らか目で使いやすいものになっています。

「座面スライド機構」はありませんが、リクライニングすると同時に座面が沈み込むチルト機構が搭載されていて自然に座り心地の良い体勢にしてくれます。

座席のクッション自体もE2系に比べると肉厚なものになっていて、可動式マクラや座面チルト機構と合わせて座り心地は格段に改善されているのではないかと思いまうす。

窓と窓の下の小物置きはE2系に比べると小型化されています。
その他、E7系の普通車では2人掛け席には窓側とシート背面に1基づつ、3人掛け席では窓側1基とシート背面に2基が設置されていて、全席数分のコンセントが設置されています。 
座席の上部には点字による座席番号表示がされたグリップがあり、揺れる車内での手がかりとなる他に視覚障がい者の方にも優しい設計となっています。 
デッキに面した席はこれまでの車両と同じく大き目のテーブルを設置しており、パソコンなども使いやすくなっています。 
グリーン車はブルーを基調としたカラーでまとめられていて、落ち着いた雰囲気を演出しています。

座席は普通車同様リクライニングすると座面が沈み込む機構を搭載していて、レッグレストと合わせると非常に楽な姿勢を取ることができます。
リクライニング・レッグレストは共に中肘掛側の操作パネルによる電動操作となっています。

しかしクッション材はE2系のものより固めのものが使用されており、外肘掛・中肘掛共に(実際に肘を掛けにくい程まで)細くなった点などグレードダウンを感じてしまう点も多く、「グリーン車」が最上級から、「普通車」と「グランクラス」の中間に位置するクラスへと「格落ち」した感は否めません。

マクラは上下可動式ですが、普通車のマクラと似た(同じ?)もので、E2系ほどふわふわモコモコした感じではありません、この辺りは好き嫌いが分かれるかもしれません。

テーブルは展開した後手前に引き出せるもので、使い勝手は良いものになっています。

私見では、「グランクラス」設定のあるE7系のグリーン車は価格据え置きながらグレードアップした「普通車」と高額ではあるものの格段に高いサービスを提供する「グランクラス」に挟まれる料金面でも設備面でも中途半端な存在だな。と思ってしまった次第です。
貸出毛布は車内端部の荷物棚に数枚用意されていて、セルフサービスで利用することができます。 
コンセントはセンターアームレストに2基まとめて設置されています。 


▲こちらの3枚はクリックで拡大表示できます(新しいウインドウで表示)
東北新幹線の「はやぶさ」型E5系に続いてE7系でもグランクラスが設置されています。 

E5系で行われている和洋の軽食とお菓子、アルコールを含めたドリンクのサービスを含め、人的サービスは北陸新幹線金沢開業後に行われる予定となっていて現時点ではシートのみの営業となっています。

座席は横2列+1列、6列の18席のみの設置となっていて、広い空間を贅沢に使用していることが数値だけでも感じられるのではないかと思います。

E5系と同様、クリーム色系のモケットを縫った座席が採用されており、背もたれに菱形の模様が縫い込まれた点を除けばほぼ同じシートになっており、付帯設備としてはカクテルテーブル・ダイニングテーブルの大小2つのテーブル、電動式のリクライニング・レッグレストと座面の高さ切り替え以外に上下可動式のヘッドレスト、読書灯が設置されていて、不自由する点は何一つ感じられないと思います。(強いて言えば、ダイニングテーブルを広げるのが少し大変かも)

リクライニングはバックシェル式となっているため、後ろの人に遠慮せず倒せるのがgood!
リクライニングとレッグレスト以外に、座面の高さも自由に変えることが出来、最もリラックスできる体勢に合わせる事が出来ます。

窓の周りは金色の飾りパネルによる間接照明が設置されていて、こちらも車内の高級感あふれるデザインの演出に一役買っています。

ちなみに、新型の車両と言う事もあって鉄道ファンに留まらず、一般人からの注目も高いE7系。
車内では「グリーン券・グランクラス券をお持ちでないお客様の11・12号車への立ち入りはご遠慮ください」としきりにアナウンスされていました。
荷物棚は各席ごとに(2人掛けは列毎に)分かれていて、最前列・最後列の1人掛け席となる1C/6C席の荷棚にはブランケットが用意されています。

管理人はたまたま1C席で荷物をしまう際に発見したのですが、他人の荷物棚を開けて毛布をセルフサービス・・・というのも使いにくいので、おそらく人的サービスのスタート後はアテンダントさんによる手渡しが原則になるのではないかと思います。 (撮影はアテンダントさんによるサービス開始以前の「あさま」)
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