座席図鑑 JR東海・西日本N700系新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」  
JRC BLUE RIBBON PRIZE 2008

2007年。0系以来5世代目の東海道・山陽新幹線主力車両が登場しました。
先代の700系に続いてJR東海・西日本の2社による共同開発で性能面も居住性も大幅にレベルアップ。

原型の車両がN700系が東海道・山陽新幹線で運行開始されて以降、山陽九州新幹線直通運用に、そして東海道・山陽でも改良型N700A系が登場し、N700系シリーズは現役新幹線一の大所帯となっています。
※ご注意
N700系の内、右上の写真のロゴが車体に描かれている車両は改良型として登場した「N700A」となります。
内装は異なりますので右のロゴが書かれている車両については「N700A」のページをご覧ください。

こちらのページで紹介している内装は2007年に登場したN700系(左上写真の下段写真のロゴ)、及びN700A登場後にN700Aの性能の一部を反映させた改造を行った車両(左上写真の上段写真、小さくAと書かれているのロゴ)になります。

なお、このページで紹介するN700系とN700Aは運用上区別されておらず、16両の「N700・全席禁煙」の列車で共通運用されています。
(小さく”A”が掛かれたN700系をベースにした改造車はこちらのページの内装になります)
おそらく出張の多い日本のビジネスマンにとって身近な車両であるとともに、日本の経済を乗せて走る存在であるN700系普通車の内装です。実際に着座すると「あ、いままでの座席とは違うな」っと感じられます。

固め思考の座面クッションは相変わらずなのですが、長時間着座していると700系や300系の普通車では腰に疲れを感じることもあったのです、N700系ではそれがあまり感じられなくなっています。
座席幅も3人掛け真ん中のB席以外はそれぞれ1㎝づつ、拡大され440㎜に、3人掛け真ん中のB席は700系までと同じですが他の席より広めの460㎜になっています。

背もたれはポリエステルで成形されたもので、こちらも座り心地の改善に繋がっています。

その他に、車内でパソコンや携帯の充電ができるコンセントを全ての窓側席と、デッキに面した席に設置。
全席コンセント設置のグリーンと合わせると約6割、普通車だけでも4割以上の席にコンセントが設置されています。少し前はノートパソコンを、最近ではタブレットやスマートフォンをこのコンセントで充電しながら車内で使用するビジネスマンが非常に多いのが印象的です。
さらに車内では無線LANによるインターネット接続サービスが行われています。
この「コンセント」と「無線LAN」を理由にN700系の列車を指名買いするビジネスマンの方もいるようです。

背面テーブルもA4サイズのノートPCが置ける大型のもので、まさに「走るオフィス」ですね!

シートピッチは1040㎜、100系以来東海道・山陽新幹線車両の標準です。
ブラウン系のモケットを縫った座席を設置したN700系のグリーン車です。
車内全体の雰囲気は同じく茶色い座席を設置した700系西日本編成や300系東海編成にも似ていますが、座席は普通車同様、それまでの形式よりレベルアップしています。 
座席は「シンクロナイズド・コンフォートシート」と名付けられたシートで、新型の近鉄特急や日本航空の「クラスJ」の座席のように、リクライニングをすると座面が背もたれの方向に沈み込む機能がついています。

腰を掛けてリクライニングすると背もたれが倒れるのと同時に座面が沈み込むのですが、近鉄特急のそれで感じられた「リクライニングして肘掛に腕を掛けた時の違和感」が感じられません。

どうやら、肘掛が背もたれの方向に向かって低くなるように角度がつけられており、リクライニングした時に掛けやすくなっているのではないかと思います。

クッションもそれまでのグリーン席よりはるかに良いものになっており、座面は2層のバネとウレタンを併用した「低反発」クッションになっています。

コンセントは全席に設置。テーブルはインアームと背面収納の2種類になっています。
背面収納テーブルは出した後手前にスライドさせて使用でき、パソコンを打つのにも向いています。
読書灯はヘッドレストの脇から手元を照らすタイプです。
また、普通車同様車内では無線LANによるインターネット接続サービスも行われています。

N700系を置き換える1世代・2世代後の新型車両・・・おそらくは中央新幹線開業前の「東海道新幹線が東西両京を結ぶ主力交通手段」である時代の最後を飾ることになる形式はどんな車両になるのでしょう。
「日本経済を乗せて走った東海道新幹線」が主力でいられる最後の形式として、内装面でも期待したいところです。

それにしても、リニアが出来たら東海道新幹線は安くなるんだろうなぁ・・・
 意外と知られていない事ですが、東海道新幹線の全形式でグリーン車は毛布が貸し出されています。

N700系は座席に合わせた茶色系のブランケットで、かなり薄手のもの。
車内は暖房が効いているとはいえ、寒がりな人は冬はこれ一枚だと寒いかも・・・
 写真はグリーン車ですが、普通車・グリーン車同様に車内では表示器による停車案内、「○○駅を通過しました」という通過案内や、ニュースも流れています。
 N700系は東海道・山陽新幹線で初めて、全車全席禁煙を果たしました。
しかし、一方的に喫煙者を排除するのではなく、編成中4か所に「喫煙室」を設置。
愛煙家の方からすれば「吸わない人に遠慮せず吸える」嫌煙家の方からすれば「客室では絶対吸われない」とどちらの立場から見ても有益な方法なのではないかと思います。
また、車内での喫煙を希望する方は喫煙室に近い号車を指定購入出来るようにもなっています。

(管理人は非喫煙者ですので、喫煙者の方でこのページをご覧の方、N700系を利用したことがある方のご意見もお待ちしています)
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