座席図鑑 JR東日本E657系「ひたち」「ときわ」
「スーパーひたち」号で運行されていた651系の置き換え、更に特急列車を上野~いわき間をE657系・いわき~仙台間の特急を653系で分担して運行する方針を立て、上野を起点とする常磐線特急は全てこの形式で統一されることになりました。
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の発生によりいわき~仙台間の特急は運行されていませんが行き場を失った653系は上沼垂区に転属。結果、間接的に国鉄特急の生き残りである485系の置き換えともなっています。 
2015年3月からは上野東京ライン開業に伴い品川へ直通、愛称も従来の「スーパーひたち」「フレッシュひたち」から「ひたち」「ときわ」に改められて活躍しています。

普通席はE259系同様、ヘッドレストが設置された座席になっており、これだけでも従来の651系やE653系からグレードアップしているのが目に見えて分かるのではないかと思います。

クッションは薄め・固めなのですが近距離の乗車であれば柔らかすぎるより疲れないのではないかと思います。モケットは黒&ダークグレーのものでリネンや壁面のホワイト、そして床面のグレーと共にシックで落ち着いた客室空間を演出しています。(飛行機の「スターフライヤー」の機内のようなイメージでパープル系のモケットの651系、ブルーと黄色の座席が設置された653系に比べるとかなり落ち着いて見えます) 

また、N700系以来普通車でもコンセントの設置された車両が増えてきていますが、それまでの車両が「窓側のみ」「壁と向かい合う席のみ」と言う事が多かったのに対してE657系では全席に設置されています!

この「可動式ヘッドレスト」「コンセント」の2点のみでも従来型よりはるかに進歩を遂げた内装であり、普通席での旅はより快適なものになったのではないかと思います。


グリーン席です。嘘じゃないですよ?上の写真と同じレベルに見えますが本当にグリーン席なんです!!
しかも焦って写したので前列リクライニング・変な位置からの構図・後ろの座席に新聞紙が置きっぱなしなどなかなかヒドイ写真になってしまっていますが交換するまでお許しください(^^;)

こちらも普通車同様落ち着いたイメージの内装になっています。
座席は651系の横3列配置から横4列配置へと先祖返り・・・シートピッチこそ1160㎜を確保しているものの普通席においても「ヘッドレスト」「コンセント」完備になったE657系では格差がほとんど感じられません。

リクライニングすると座面がせり出てチルトする機構を装備していますが座面・背もたれ共に「フカッ」とした感覚はゼロに近く、座った感じは普通車のそれと殆ど違いが分かりません・・・・。

中肘掛も255系やE257系よりは辛うじてマシになったかな?といった程度で窓側・通路側双方の人が肘を置けるスペースはとてもありません。
フットレストは設置されていますがバー式で固定も出来ない上げ下げのみのもの。(イマドキ私鉄特急の普通車でももっと上質なフットレストを設置している車両もあるくらいです)

このグリーン席は5号車の半室(残り半分は乗務員室・車販準備室・車いす対応大型トイレ・多目的室など)なのですが、車体の真ん中を境に半数づつに分けているためグリーン席客室の上野寄りは台車の上になります。
客室・・・それもグリーン席を揺れの多い台車の上に設置してまで他のスペースにトイレや多目的室、果てに乗務員室を設置する理由は無に等しく、せめて車いす対応設備と車掌室以外を上野方に移して乗り心地の良い部分にグリーン客室を作るのが普通なのではないでしょうか・・・。

横4列・やわらかさの「や」の字もないクッション。それに手を抜いたとしか思えないフットレストに普通車座席と同一品のヘッドレストが設置された「グリーン席」エキストラチャージを払ってまで座るグリーン車・グリーン席座席ってなんなんだろう、なんのためにあるんだろう。と真面目に考えさせられた水戸→上野間の2時間弱の旅でありました。非常に残念。
・・・ゴホンゴホン!

そんな訳で、新型「スーパーひたち/フレッシュひたち」は普通席でも十分に快適な旅が出来るので私はそちらをお勧めして文末とさせて頂きます。ご清聴ありがとうございました(殴)
 車いす対応席はいわき方に設置されています。

また、その前の2人掛け座席は下り列車での運用時にテーブルが無くなってしまうためインアームテーブルを設置しています。
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