座席図鑑 JR東海373系ワイドビュー「伊那路」「ふじかわ」 
急行「東海」「富士川」「伊那路」そして18キッパーの旅の友「大垣夜行」で運行されていた165系の新型化&急行列車の特急格上げの為に登場しました。

大垣夜行を代替した快速「ムーンライトながら」や、その間合いの普通列車でも運行されたことから、国鉄時代の185系のように特急から普通列車まで幅広く運用できる汎用特急車として開発されました。

後に「東海」は廃止、「ながら」からも臨時化と共に撤退し、現在は「伊那路」「ふじかわ」の特急に加え、静岡近郊のホームライナーでも活躍しています。
●普通席 
おそらく18キッパーの方にとっては特急列車としての姿以上に、格安での移動と引き替えに窮屈な体制で夜を明かすことになった「ムーンライトながら」のイメージが強い内装なのではないでしょうか。

管理人も中学生時代、東京から「ながら」と普通列車を乗り継いで関西方面に赴き各路線で乗り鉄・撮り鉄をして、その日の「ながら」で東京に戻る無茶な2泊3日旅行を幾度か繰り返した思い出があります(笑)

先に登場した特急車両(キハ85系、383系、371系)がそれぞれディーゼル特急として、高速振り子特急として、小田急直通の「あさぎり」号用車両として斬新なデザインや内装を採り入れたのに対し、急行型の代替という役割の強い373系はエクステリア、インテリア共に汎用特急車両として「保守的」にまとめられた仕様ではないかと思います。

座席は一見前述の3形式に設置されている座席と同じように見えますが、実際に腰かけると詰め物をコストダウンしたのか、モケットが原因なのか妙にゴワゴワとした感じがします。

テーブルはインアームテーブルを設置、足元のフットレストは下げた状態で固定できないものです。

またこの車両はデッキと客室の間に扉が無く、デッキに近い座席では両開きの大きなドアが開くたびに夏は熱気が、冬は冷たい風が容赦なく吹き込んできます。また人の往来が多く落ち着かないことから指定席を予約する際には客室の中央に近い座席がオススメです。
 ヘッドレストカバーにはホームライナーのライナー券を入れられるポケットが設置されています。
●セミコンパートメント
3両中2か所に写真のようなセミコンパートメントが設置されています。
「セミコンパートメント」と名乗ってはいますが実際は「テーブルが付いたボックスシート」といったところ。
車端部なので揺れと騒音が激しい上にデッキと直結しているため、普通席の項でも述べたとおり冬は冷気が、夏は熱気が吹き込みます。

この座席を見て「ムンライトながら(コ」なんていう単語を思い出す方も多いのではないでしょうか(^^;)
●その他
特急やホームライナーでの運用時にはヘッドレストカバーが掛けられますが、普通列車やかつての「ながら」ではカバーなしの状態で運行されていました。

ヘッドカバーが無い時の見栄えを考慮してか、又は清掃や手入れがしやすいようにかヘッド部分にはレザーが貼られています。
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