座席図鑑 JR東日本255系「わかしお」「しおさい」など 
房総地区の特急列車に使用されていた183系の置き換えとイメージアップを目的に登場。

太平洋のブルーと菜の花のイエローの斬新な塗装で登場しました。
5編成が登場しましたが後に中央本線や信越線から183系グレードアップ車両が転属してきたこともあり置き換えは進まず、完全な新型化はE257系500番台の登場まで待つことになります。
普通席は2列+2列のリクライニングシートを設置。

モケットはグレー&ブルーで、沿線に広がる太平洋のイメージでしょうか。
シートリネンは以前は水色のものでしたが、現在は白い不織布になっています。

テーブルは普通車では珍しくインアームテーブルのみを設置。
これは、ファミリーなどでボックスを組んで利用した時にもテーブルを使えるようにという配慮からですが、後に同じ房総エクスプレスの仲間に加わったE257系500番台ではコスト削減の為に廃止されてしまいました。

足元にはフットレストバー(2次車以降は跳ねあげ可能)を設置。シートピッチは970mmになっています。

この255系。実は253系「成田エクスプレス」を基に設計されています。
それ故に、窓枠を大きく広げる事が出来ず、「ビューエクスプレス」ながら特別に眺望が良いわけではありません。
もちろん253系やE257系に比べると大きいのですが、同じく眺望をウリにするJR東海の「ワイドビュー」特急車には遠く及びません。

快適で観光利用を考慮した255系の普通車なだけにちょっと残念です。
 偶然一次車(トップナンバー編成)に乗車する機会があった際の一枚。

床面が2次車とは違い小判型の突起が付いた防水シートが貼られています●詳細(海水浴・サーファー・釣り客などの多い列車であることを考慮してでしょうか)

その他、窓が小さく、窓上の読書灯が設置されていないなど2次車と違う点が多いのも255系初期車の特徴です。
こちらは車いす対応席。 
JR東日本では、分割民営化後651系→251系→253系と3列グリーン車を採用し続けてきましたが、255系では国鉄時代からの4列シートに戻ってしまいました。(利用実績を踏まえて定員確保の為に4列にしたそうです。)
しかしながら、配置も座席の色も普通席と同じ。一般利用者からすれば「普通席の座席」だと思われてしまうのではないでしょうか?

後述する偏心回転機構の影響か、同じく4列配置のグリーン車でもE351系やE257系に比べると横幅にはいくらか余裕があるように感じられます。
座面もフカッとしていて悪くはないのですが、背もたれは固く、ヘッド部分には可動式ヘッドレストが無く、腰かけると首の後ろにスカスカ感を感じます。

そして本来であれば隣席の人と二人がゆったりと肘を掛けても余裕があるべき大きさ(太さ)が必要とされる中肘掛が、隣の席との「仕切り」程度にしか機能していない普通席レベルの太さである点(しかも普通席と違って収納して広く使えないあたりは他の車両の普通席以下)などグリーン席として全く及第点を与えられる代物ではありません。
・・・ゴホンゴホン!


ちなみにこのシート。偏心回転機能という回転方式になっています。
それは、座席を回転させるときに少し通路側に引き出して回転させることで、窓と座席の合間を最低限に節約。座席をワイドにしつつも通路幅を確保できるというもの。

テーブルはインアームテーブルの他、背面テーブルも設置。書類やノートパソコンを広げるビジネスユースにも。回転させてテーブルを使用する事もあるであろう観光利用にも考慮しています。
こちらは1次車のグリーン席。

なんと通路以外の部分の床面。着座した時に足元には普通席と同じ防水シートが貼られています。

通路だけはお飾り程度にカーペットが敷かれていますが・・・グリーン席がこれでいいものか・・・
こちらは車いす対応の一人掛け席。
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