座席図鑑 JR東日本253系「成田エクスプレス」 

JRC LAUREL PRIZE 1992
成田空港アクセス特急「成田エクスプレス」用の車両として1991年に登場しました。

3両・6両でのフレキシブルな運用を武器に、京成スカイライナーやリムジンバスと成田空港~首都圏を結び続けてきました。

2010年までにE259系が導入されたことにより成田エクスプレス号の任を譲り引退しました。
普通席は登場当初、なんと「ボックスシート」が設置されていました。さすがに不評であったようで後年に今度は座席をそのまま「集団見合い式」に配置して晩年まで使用されました。

座席自体はリクライニング機構のないもので、集団見合い式の配置のため満席時は半分の人が後ろを向いて乗らざるを得ないという色んな意味で素晴らしいシートでした。

ボックスシートから見合い式に方向転換した時に初めて人目に付く場所に出た座席の背面に小さな背面テーブルが設置されています。

座席自体は座り心地の悪いものではないのですが・・・リクライニング機構が無いのと後ろ向きに当たってしまった時の悲壮感はなんともいえないものでございました。 
2002年に日韓共同開催ワールドカップが行われた際に車両の増備が行われました。

さすがに上の座席は搭載されず、E257系のものと同型の座席が設置されています。

全席回転、リクライニング、大型のテーブルなど(特急車として当たり前なんですが)数段恵まれた設備で、成田エクスプレス利用時のアタリ車両といった車両でした。

また、その他3両編成の車両でグリーン車を個室のみ残してすべて普通車に改造した車両がありましたが、こちらもこの座席が設置されていました。

ちなみに、上記の2002年増備車は2010年に成田エクスプレスから撤退するも車歴が浅いこともあり、その後東武線直通特急「日光」「きぬがわ」に転用されていきました。
 グリーン車は登場当初、2つのタイプがあり、151系「パーラーカー」のように1列+1列の座席が窓側を向いて設置されたタイプ。そして通路を挟んだ片方は1列、もう片方は1列と2列を交互に配置したそれまでに例を見ないスタイルの2種類でした。

後にグリーン車として一般的な1列+2列に改造されました。

3列座席なので座席にも余裕がありゆったりと過ごせるのですが気になったのは、少し肘掛が細いかな?ということ。

特に中肘掛が2人で掛けるとすると狭めで、普通車でありがちな「無言の奪い合い」が発生してしまうかもしれません。シートピッチは1090㎜で、グリーン車としては狭めの設定。
グリーン車には(グリーン車から普通車に改造された車両にも個室だけは残存)グリーン個室が1室設置されていました。

VIPやグループでの乗車を見込んでの設備でしたがE259系では設置が見送られたのであまり評判は芳しくなかったのでしょう。 
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