座席図鑑 近畿日本鉄道2013系 観光列車「つどい」 
 伊勢神宮の式年遷宮を迎えた2013年。

近鉄では観光特急「しまかぜ」のデビューの他に、通勤電車2000系を大改造し、伊勢市~賢島間を運行する観光列車「つどい」をデビューさせました。

編成中の2号車の車番が「2013」号となっています。
わざわざ2013年に準えて2013号を改造したのでしょうか(笑)
こちらは伊勢市寄り先頭車、1号車の車内になります。
車内の賢島寄り2/3程はソファーとテーブルが設置された客席になっています。

ソファーは4種類のポップな柄のモケット(一種類、伊勢えびがプリントされたモケットがあります(笑))で、なかなかクッションが効いていて座り心地が良いです。


車両全体もカーペット敷きになっていて、観光列車らしい車内空間に仕上がっています。
1号車の先頭寄りは「風のあそびば」と呼ばれるスペースになっています。
扉の部分にスリットがはいっていて、車内に風が吹き抜ける設計になっています。

座席はカラフルなソファーが設置されています。また、床面のカーペットはモコモコなんですが、ちょっと土足で入るのが躊躇われますね。(しかし汚れが目立たないので掃除がしやすい素材なのかもしれません)

はじめに写真で見たときはスーパービュー踊り子の子供室のような「子供の遊び場」スペースなのかな?と思いましたが、「遊び場」というよりかは「子供と大人も一緒に風を感じられる空間」というコンセプトのようです。
中間車両はカウンターを設置した「イベントスペース」車両です。

中央のカウンターはコーヒーやアイスクリーム、地域特産の食べ物などを販売する場所となっており、車内で味わいながら旅をすることが出来るようになっています。

その他、福引が行われるカウンターや、伊勢や賢島の観光冊子を置いたカウンターなどもある他、休日を中心に、伊勢えびの味噌汁などの振舞いや、スペイン村のキャラクターショーなどのイベントも行われています。

中間車の3号車寄りには4脚8席分のソファースペースが設置されています。
賢島方の先頭車、3号車は全席がソファーシートになっています。

先頭寄りには子供向けの運転台を設置。運転操作に応じて速度計が動いたり、右に掛かっている制服を着て記念撮影が出来たりと、なかなか手の込んだ仕様になっています。

ちなみに、1号車も含めて、ソファー席のテーブル部分には伊勢や志摩地方の名物や名産品、観光地などのイラストが描かれています。
とにかく、車内全体の細かいところまで伊勢や鳥羽、賢島など沿線の「アピール」をしていることが感じられます。

スタッフの方も乗車券の確認からカウンターでの対面販売。記念撮影や車内イベントの運営などを始発から終着まで欠かさずされていて、 「つどい」では乗客へのサービス一つ一つに力を入れていることも感じられます。

「つどい」は観光列車として内装面でもサービス面でも素晴らしい列車で、一人でも多くの方に乗ってほしいと思うのですが、ご覧のとおり(平日午前中、悪天候の日という条件ではありますが)不自由なく車内撮影が出来てしまうほど車内はガラガラ。
途中駅から乗車したのですが、何故かホームの表示機では「団体専用列車」と表示されています。

その為、一般乗客は乗れないと思われている方も多く、駅で見送る観光客や「つどい」に乗りたいと言っている方の姿を見かけました。

もっと、「列車券を買えば誰でも乗れること」をアピールしたり、券を持たない方が乗車した後、車内でも観光列車券の販売を行えるようにするなど、気軽に乗れるようにして欲しいと思います。
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